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2024.05.10
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イベント
6/11(火)武蔵大学 AIの社会浸透研究会 第3回公開セミナーを開催します
6/11(火)武蔵大学 AIの社会浸透研究会 第3回公開セミナーを開催します
日時:6月11日 火曜日 17:30ー18:30
場所:オンライン(Zoom開催)
参加費:無料
人と機械が対話をするシステムは人工知能(AI)の実現形態として、長年にわたり研究開発が進んできました。 そして現在、ChatGPTの登場により多くの人が対話システムを気軽に利用するようになりました。 対話システムは社会に浸透しつつありますが、利用する上での課題だけでなく、技術的な課題もまだ 少なからず存在します。今回のセミナーでは、企業の研究所にて対話システムの研究開発に長年携わってきた 中野幹生様に対話システムのこれまでの発展と今後の展望について解説いただきます。参加される方は以下のサイトよりお申し込みください。
https://musashi-sigspai.connpass.com/event/317252/
プログラム
プログラム
17:15- Zoom会議のオープン
17:30 挨拶 竹内 広宜(武蔵大学 AIの社会浸透研究会代表)
17:30-18:20 講演 中野 幹生 (株式会社C4A研究所/大阪大学/名古屋大学/名古屋工業大学)
18:20-18:30 聴講者からの質問も含めた対談 山本修一郎・竹内広宜
講演: 大規模言語モデルがもたらす対話システム技術の変革
(中野 幹生 (株式会社C4A研究所/大阪大学/名古屋大学/名古屋工業大学))
概要
対話システム、すなわち、人間と言葉で情報を授受するシステムを構築する技術は、人間同士の対話の分析とモデル化をベースに、機械学習技術を取り入れながら発展して来ました。しかしながら、ChatGPTを始めとする大規模言語モデルの登場は、対話システム技術を大きく変えようとしています。大規模言語モデルにより、今まではできなかった自然な応答の生成や、システム開発者が想定していないユーザ発話への対応も可能になってきています。対話システムに関するすべての課題が解決されたわけではありませんが、残された課題を回避するために、今まで研究されてきた対話システムとは異なるタイプのシステムが構築されるようになってきています。本講演では、対話システム技術の今までの発展を概観した後、大規模言語モデル時代の対話システム技術の展望を述べます。